多様化する販売形態
わたしたちは日々多くの店舗を客の立場で訪れます。
その際に、さまざまな販売形態があることに気づくことでしょう。
では店舗における販売形態や売り場には、どのような種類があるのでしょうか。
そしてその販売形態には、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
Contents
対面販売
対面販売は、販売員がショーケースなどを挟んで顧客と対面し商品の説明等を行う販売形態です。
対面販売によるメリット
売上に直結しやすい販売形態は、何といっても対面販売です。
もっともイメージしやすいのは、宝石店や時計店などではないでしょうか。
販売員とお客様が対面して商品を見ることができるため、商品の管理がしやすく便利です。
この販売方法は、販売員がお客様の顔を直接見ながら対応できるため、反応によって商品を変更することもでき、よりお客様に配慮した接客を行うことができます。
高額で複雑な商品を扱う店舗の多くが対面販売の手法を取っているのには、このような理由があるのです。
また、金額が高い商品になればなるほど、人とコミュニケーションすることで安心感が生まれ、購入に至るといったこともメリットの一つでしょう。
対面販売によるデメリット
しかし、この対面販売方法にはデメリットもあります。
まず販売員の確保と、販売するためのスペースが必要だということです。
通常の店舗に比べて、多くの売り場面積と人件費を割かなければなりません。
また、ショーケース越しですので、お客様が商品を自由に手に取って選べないこともデメリットと言えるでしょう。
しかし、高額な宝石店などに加え、洋菓子店や精肉店もこの対面販売を行っていますので、このデメリットは販売員の対応次第でどのようにでも改善が可能です。
側面販売
側面販売は、販売員が顧客と同じ側に立って商品の説明をしながら販売を行う形態です。
側面販売によるメリット
側面販売と言われて、イメージしやすいのは、恐らく家電量販店でしょう。
テレビやエアコンなどが陳列されていて、お客様は販売員の説明を聞きながら様々な商品を選ぶことができます。
販売員用のスペースが必要ないので、店舗面積を効率よく用いることができます。
側面販売を採用すると、販売員を能力や知識によって効率よく配置することも可能です。
また、側面販売の場合は対面販売と違い、ある程度お客様自身の自由度あるため、気になる商品を見たり、店内を自由に見渡せるなどリラックスした買い物ができることもメリットと言えるでしょう。
衣類(アパレル)や音楽製品、スポーツ用品などもこの販売方法が多いのが特徴です。
側面販売によるデメリット
では側面販売のデメリットはなんでしょうか。
まず、宝石のような高額な商品に関してはこの方法は向いていません。
さらに販売員の配置も熟考されていなければ、効率を落としてしまう恐れもあります。
セルフサービス
最後に紹介する販売形態はセルフサービスです。
スーパーマーケットやコンビニなどはこの販売方法をとっていますね。
顧客にお任せするセルフサービス形態
セルフサービスのメリットは、何よりもお客様が店内を自由に移動し、自由に商品を手に取って購入できるという点でしょう。
一方で、万引きなどの問題が起こりうる販売形態でもあります。
販売形態にも様々な種類、メリット・デメリットがあることが分かります。