出入口の構成で変わる集客
店舗の建設を計画する際には様々な要素を考えなければなりません。
そのためにはまず、どのような部分や要素によって構成されているかを知らなければならないでしょう。
構成要素を理解することによって、より効率的に顧客を獲得できる建設ができるに違いありません。
Contents
フロントスペースで店舗の印象変わる
いわゆる店頭と呼ばれる場所には何が含まれるのでしょうか。
まず店頭閑地、別名フロントスペースという場所があります。
お店にとって必ず必要というものではありませんが、店頭に少しのスペースがあると余裕を持って落ち着いた店舗作りを印象づけることができます。
次に出入り口です。
もちろん出入りしやすいのが一番良いのですが、これにはいくつかの種類があります。
大きなショウウィンドウで開放を出す開放型
1つ目が開放型です。
大きくショーウィンドウ、別名SWの割合が少ないという特徴があります。
間口が広いと多くの人が同時に入出店できるので、日用品や薬などを取り扱っている店舗に適しています。
スーパーマーケットなどはこの開放型であると考えられるでしょう。
効率的に集客を狙う半閉鎖型
2つ目が半閉鎖型です。
店頭の半分がショーウィンドウで残りが出入り口という形を取るので開放度としては開放型に劣ります。
しかし外側から見える位置に商品をディスプレイすることによって、効率的に集客を行いたい業種の店舗に適しています。
アパレル(衣料品)や靴などは、店の前を通る通行人に商品を見てもらうことによって購買意欲を高めることが必要であるため、この半閉鎖型の出入口を用いることが多いようです。
店舗の中が見えない閉鎖型
3つ目が閉鎖型の出入り口があります。
壁などで店舗内が見えないようになっている形です。
開放度が低いため入店するには少し勇気がいります。
ですから、あらかじめこの店に行くという動機付けを持っている買い回り品や専門店が適しているということができるでしょう。
重要なのは開放感を演出して多くの顧客に入ってもらうことですからその点を意識するとよいでしょう。
ただ、開放型の出入り口にしたかったとしても、立地条件や物件により出入り口が閉鎖型になってしまう場合もあると思います。
そういった場合は、出入口を開けっ放しにし店内が出入口から少し見えるようにするだけでも店内に入りやすくなるため集客につながりやすく良いでしょう。
各出入口に適した取り扱い商品とショップ例
出入口タイプ | 店舗タイプ | 取り扱い商品 |
---|---|---|
開放型 | ディスカウントショップ、スーパー、ドラッグストア | 食品、パン屋、日用雑貨、薬など |
半閉鎖型 | アパレルショップ、宝飾店、カフェ | 服飾、インテリア、時計、宝石、ジュエリーなど |
閉鎖型 | 飲食店、マニア系ショップ、アンティークショップ | 家具、オタク系グッズ、喫茶店など |
出入口の宣伝は重要な一部
出入り口の外側にある踏み込み部分を犬走りといいます。
これら店頭のデザインに加えて、外装も店舗構成の重要な一部です。
お店そのものの見た目は道行く人の注意を引くための重要な要素です。
ァザードと呼ばれる正面の概観や看板などによって集客の度合いは大きく変化します。
ですから計画する際には外装にも注意を払うようにしましょう。
店舗はこのような部分によって構成されている事を理解しているなら、実際に建設する際にも集客に効果を上げる店舗設計が行えるに違いありません。